ヒント!相手についてなにか述べよ。

久・・・・「あたたかそうな格好」
ユンタ・・「いい体」
ムゲン・・「メガネ」
恋次・・・「まつげすごい」
ブランク・・・「金髪」
黄雅・・・「紳士的」



おさま・・赤い
ブタ・・・オレより小さい
ジン・・・浅黒い
兄・・・・眉毛、が、ある
ジタン・・目が大きい
ハルナ・・刺青がある

阿近「なぜそう思いますか」
らいどう「このみです!」
ムゲンがダンボールに入ってたら、スルーできないのはカンベエさんかなと。
消去法ですね。



チェックアウトの風景としてのある可能性

8階。ユンタは住所と電話番号を殴り書きした箸の袋をムゲンに渡した。
来いよ、ぜってぇ来い、と笑う。ムゲンは金ねぇんだよ。と言って、差し出された箸の袋ごと、ユンタと握手する。
6階。エレベーターがとまり、恋次と白哉、キュウゾウを乗せる。ユンタとムゲンが、おまえまたカンベエ置いてきたんかとキュウゾウを小突く。
ムゲンの動作がいちいちでかいので、狭いエレベーター内の角でジンがぐえ、と潰れる。
ロビーに着くと、ライドウとゲンマが待っていて、ブタに単車のキーを投げて寄越した。
シャラ、と鳴って放物線を描くキーを掴んで、ブタが待ってろ、と言うと、ユンタはあぁと返事してブタが肩に掛けていたバッグを剥ぎ取った。
さっきみんなが降りてきたエレベーターのランプが6階まで上ると点滅して、また下にさがり始めた。多分カンベエだ。
もう一方のエレベーターの扉が開いて、黄雅とブランクが降り、その後ろからハルナとジタンが出てきた。ハルナはジタンのしっぽを指先でひょいと掴んで遊んでいる。
フロントには、てろっとした服装で、肌も、おかしな三本髷の髪も色素がうすく、やわらかな青色の目をした男が立っていて、にぎやかになったエレベーターのあたりを見ていた。
誰?とゆう雰囲気の中でキュウゾウが歩み出た。それに気づいた男は穏やかな笑顔をほころばせてキュウゾウに歩み寄った。
「キュウゾウ殿」
そっと肘のあたりに触れて話す。
「お身体は?」
キュウゾウは一度うなずいて、「穏やかだった」とこたえた。
「よござんした」
男はにっこりと笑った。島田もじきに来る、とキュウゾウが言うと、男は嬉しそうに人差し指を口に当てて見せた。
「実は蛍屋にみな集まって、お二人のお帰りを待ってるんで。それであたしがこうしてお迎えにあがったってワケです。蛍屋に着くまで、カンベエ様には内緒でげすよ。」
そこへカンベエが降りてくる。
「カンベエ様」
「シチ。なんだ、迎えなど、かまうなと言ったろう。ゆるりとしておればよいものを」
「なに、好きでやってるんでげす」
カンベエは少し驚いたようだったが、もっと驚いたのはキュウゾウと三本髷の男との話を聞いていたみんなのほうだった。
一同、やりとりを聞いて固まっていた。お身体はって?聞くか?しかも穏やかてそんな答え方あるか?カンベエ様て、様って?
こいつ変な髷だけどよく見るとすげえ顔だなおい、おっさんすげえな!なんかよくわかんねぇけど!
「あたしは出口に車まわしますから、カンベエ様、皆様にご挨拶、お済みでないでしょう?キュウゾウ殿も。お荷物はこれだけで?はいじゃあ、外でお待ちしてますよ。」
カンベエがシチと呼んだその男は、カンベエとキュウゾウの荷物を持つと、会釈して外へ出ていった。ぽかんとしていたみんなもつられて会釈した。
じゃっ元気でな!と突然ユンタがでかい声をだしてブタのカバンをかつぎ、出口に向かった。ブタの乗ったバイクがエントランスに来ていた。